UlanziのZ6III用Falcamボトムプレート
UlanziというメーカーのFalcamというクイックリリースシステム、カメラケージシステムはあっという間に高い人気を誇るようになりましたが、何といってもアルカスイス互換(というには微妙な)F38規格のクイックリリースシステムが秀逸で、僕もZ 6の頃から使っていました。
ただプレートが小さいために底面の安定性がかけるのですよね。ジンバルに乗せるとネジが緩んで左右に歪んでしまうこともあて、それについては小さなツメがついたモデルが出て、カメラへの引っ掛かりが良くなって解決しました。けれども、そもそもプレートが小さいことで、レンズの重さを支えきれず床に置くと倒れてしまいます。こんなふうに。
実用上の問題はないのですが、何となく落ち着かなかったことも否めません。それがZ6IIIが発売されてわりとすぐにZ6III用のボトムプレートが発売されました(一緒にLプレートも出ています)。なぜかUlanziのウェブサイトには掲載されていないのですが、各種ネットショップでは手に入ります。これは底面をしっかり覆うもので、安定感はさすがです。その分、重くなるのですが(プレート15.8g→ボトムプレート105g)。
F38だけではなく、F22、F50にも対応。広くなった底面を使って、ひも通しの穴でストラップも吊るせます(プレートでもできましたが)。一番良いと思ったのは、磁石でくっつくレンチがついていることです。いつ使うのか分かりませんが、ボトムプレートを外したくなった時にすぐに外せます。コインを探す必要がありません。
写真では分かりにくいかも知れませんが、グリップの底面は小指が当たるところにが欠けています。Z6IIIのグリップが小さくて小指が余っちゃう、でもボトムプレートがあるからしっかりつかめる、というようなことがありません。余った小指は欠けた隙間からカメラの底面に入り込みます。軽量化のためにこうしたのでしょうか。
ボトムプレートは電池室のフタの位置が空いていて、これを付けたままでも電池の出し入れができます。ただ、ヒンジ側でひっかかって開きにくいです。勢いよく開ければさっと開きますが、ゆっくり開けるとひっかかります。ちょっとの角度なのでしょうけど。
色が黒だともっと良かったですね。
追記:
その後分ったのですが、通常のFalcamのクイックリリースプレートはどの角度からでもベースにセットできましたが、これはF22と共用可能な作りになっているため、ベースには前からしか差し込めません。私はカメラの後ろ側から(モニタ側から)ベースにセットしたいので、地味に引っかかります。気持ちの問題ではありますが、気持ち良く使えません。
次の記事で書こうと思っているショルダーストラップ用ベースはベース部分に突起がないために、どの向きでも入るし、実際には前から入れるようになるけどその出し入れもとてもスムーズで気持ち良いのですけどね。
ジンバルに乗せる時には後ろから前に差し込まなくてはいけません。←の方向。前から後ろ(→)に載せたいところなのです。ベースの向きとカメラの向きが固定されているため、ベースを逆向きにして前から入れようとすると、カメラを後ろ向きに入れることになります。
買い直しでも良いので、新しいバージョンでどうにかならないものでしょうか。