エッセイ,  写真,  陰ろう

陰ろう

それなりに長いことカメラを触ってきました。写真を取るということを意識して行えるようになったのはZ 6を手にしてからであったし、カメラを道具として使いこなそうとしたのも、表現としての写真を考えるようになったのもその頃でした。

それでも僕には、テーマが見つかりませんでした。理屈ではわかっても、自分は写真で何を表現したいのだろうと思っていました。そういうものが自然と備わる人もいるのでしょうが、僕はそういう人間ではなかったようです。

写真家になるわけではないので、それで問題はないのですが、せっかくカメラを手にしているのだから、表現手段がそこにあるのであれば、表現することに取り組みたいとも思っていました。

最近、影や陰に差す光が好きだなと思って撮ってみて、これは自分が表現したいものに近いのかもしれない、と思い始めました。なぜか、という理由はまだわかりません。分からなくても良いのでしょう。何となくこれかな、と取り掛かりが出来たことが嬉しいのです。

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