暑い日の記録
溶連菌に感染して熱があって、のどが痛くて、1日寝込んでいた日の翌日、家族が出かけていったので、1人散歩に出かけた。夏の間ずっとそうであったように、とても暑い日だった。
取り立てて意味はないけれども、その日の記録。とても暑い夏の日に、1人散歩に出かけたというだけの記録。あまりの暑さに、公園には誰もいなかった。まるで熱の中で人が消えてしまったようだと思ったけれども、暑さのせいで孤独すら感じなかった。熱は孤独感も溶かしてしまうようだ。
勢いのある雲が積乱雲のように立ちのぼっていく様子を眺めたり、降る当てのない夕立を待つ気持ちになったり、じりじりと焼き付ける日差しの中で自転車を漕いだりしながら、早々に帰宅した。そんな1日の記録。