エッセイ,  写真

月と石

空に浮かぶ月も、道端の石も、同じように「石」でできている。方や大きく日の光を映し、歌に歌われ、方や誰の目に触れることもなく、蹴り飛ばされ、それでもそれぞれのあり方を否定されることなく、存在している。

どんな人生も月のように照らされる時と石ころのように扱われる時と、天空と地べたとを行き来しながら進んでいる。

その先に何が待ちかまえていようとも、僕たちは今日も生きている。

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